Publication
出版著作
「フルート上達のための実践的ワークブック」
〜入門から専門家までの、頭と体の基礎固め〜
2014年に出版した著書です。長い間、自分の技術発展のために書き溜めてきた練習帳や、お弟子さんのレッスンで段階的にその都度配布していたプリントなどを、一冊の本にまとめました。今でも自分のデイリーエキササイズとして計画的なローテーションを組んで練習していますし、お弟子さんにもその段階に応じた課題に取り組んでもらっています。フルートの音色やテクニックに関する課題はもちろんですが、理解している様で実は理解できていない事も多いソルフェージュの本質に関することや、替え指、音律と音程、テンポ、装飾音符、舞曲、和声にも簡単に触れています。この本にある課題の目的をしっかりクリアし、継続的に訓練していく事で、必ず軸の安定した体幹と深い呼吸、そして美しく豊かに響くソノリテを得ることができると確信しています。
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購読いただいた方から感想をいただきました。記載をご了承いただきましたので、参考までに下記にご紹介させていただきます。
"フルートの教則本は数多眺めておりますが、他でほとんど見かけないアイデアがぎっしり盛り込まれているのが印象的でした。ご説明文も、操作や動作に関わることはきちんと具体的に、抽象的に語らざるを得ない箇所(おそらくレッスンで対面で伝えるしかない領域)についても余韻のある的確な言葉で言語化されていて、先生の厳しさと優しさとそして熱意が伝わってきます。"
"どの頁の記載にも魂が込められていて、読めば読むほど素晴らしい教材だなという思いを強く致しました。例えば、「カンニングブレス」にしてもこれを個別の課題として取り上げている教則本は、少なくとも和書ではあまり記憶にありません。ブレスをとる練習が載っていれば良いほうで、結果として多くの学習者が「フレーズやテンポによってはブレスは素早くとらないといけないこともある」程度で無意識下に沈めてしまっているように思います。それを課題として引き上げているだけでも画期的だと思いましたが、それをスタッカートと関連づけていらっしゃるところなど、なるほどと思わず膝を叩きました。"
"教則本というと、勢い「指トレ」(それも重要ですが)に傾きがちですが、ハーモニクスやホイッスルトーンにもページを割いて具体的な課題を提案いただいているところなど、「息づくり」とそのための「身体づくり」への先生の熱い思いが伝わってきます。勝手な想像ですが、タンギングなしのロングトーンから循環呼吸までを並べるという「毎日の音作り」は、一見突飛なようでいて、息を流す、という視点では一貫しているわけで、実は先生の思いが一番集約されているのかもしれないと思いました。"
"「できました」といった台詞は一生かかっても吐けない厳しい課題ばかりですが、言外の意味も読みとりながら、これはというものを少しずつでも日々の練習に取り込みたいと思っております。"
"素晴らしい内容だと思います。やっと最適な教習書を入手出来ました。"
"まさに今私が根本的に取り組まなければならない事が書かれていると期待して入札しました。まだ、一通り見ただけですが、ドンピシャのような気がします。"
"この本を私なりの理解で簡単に書くとすれば「フルート演奏の質を本質的にあげる為の、種々の練習法を体系的にまとめた指導書で、実際に実践し成功した人でしか書けない、本質的かつ実践的エッセンスが詰まった書。内容も非常に密度が濃く、すべてを網羅している。」"
"トラヴェルソも習っていますが、モダンフルートもトラヴェルソも、私がレッスンで指摘されることは、一言で言うと整った息の流れを自由自在に操る訓練が本質的な部分で足りないという事で、今回、本質的な改善を目指し、貴殿の指導書を辛抱強くやってみたいと思います。"
"どのページも長い指導歴なかりせば書けないような秘訣や練習方法が詰まっていると直感しました。明日からの練習が楽しみです。大変ありがとうございました。"