2017年

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6月

10回目の発表会

«2017.6.11.日曜日»

気がついたら、10年経っていた。ありがたいことと、稀有なことと、あらためて思う。


5月

好きな川

«2017.5.25.木曜日»

この空気、この匂いが好きだ。


4月

ルイロットお父さんおかえり

«2017.4.30.日曜日»

アメリカから届いたあと、およそひとつき、修理に行っていたロットのシルバー、"お父さん"。素晴らしくなって今日帰ってきた。これからこの笛との時間が増えるだろう。


芽吹き会2017

«2017.4.29.土曜日»

4/16に実施した第5回芽吹き会。タラス氏と一緒に。


今年の桜

«2017.4.3.月曜日»

時々会う白い鳥。遅咲きの桜。絵画の様な空の青。


3月

ヘインズ帰宅

«2017.3.20.月曜日»

再修理からようやく戻ってきたヘインズ。久しぶりのヘインズの音色に楽しい夜。4オクターブ目のC,Cis,Dが楽に出て嬉しい。来月のクラリネットとのデュオの曲、ムチンスキー、ヴィラロボス、ショッカー、ドルフなどに頻出のため、ヘインズの帰宅が待ち遠しかった。


ルイロットお父さん

«2017.3.11.土曜日»

昨日、ルイロットの総銀製が、ぼくのところへ来てくれた。

昨年の夏、人生初めてルイロットを吹いたのが6代目の総銀製だった。完全なオリジナルで美しい音だったが、ある不具合を機に購入を断念した。それが始まりで、オールドの音色にはまり、次第に現代の楽器は吹きたくない体質になって、持っている現代の楽器を売りながら、いいオールドと出会うたびに興奮して入手してきた。時には試奏はしたが音程の問題や機能性、木質の状態や匂いなどが原因でオーナーに戻すこともあった。または購入してオーバーホールもしたのに、回復しなくて返品するようなこともあったが、それもよい勉強代だった。そしていよいよ通帳の残高が危なくなってきたのに、今回のフルートに出会ってしまった。

ルイロットは初代木製のコニカルベームが来て、4代目マイショー管が来て、両方とも素晴らしい完全オリジナルコンディションで大満足だが、初代はピッチが435なのでピアノとの本番ではまず使えない。4代目マイショーの音色は、地味だが優しく柔らかくて大好きなのだが、やはりパワーに欠けるところがあって強い印象を与えたい曲や編成の大きいアンサンブルでは不向きかもしれない。

自分はウッデンフルーティストのつもりなので、本当はルイロットの、ベーム円筒管のa440可能なオリジナルを探していたが、なかなかないのは百も承知。だから、総銀製が出たらそれで、と思っていた。。。

今回見つけたのは、アメリカの某音大、古楽器科教授のコレクション。コレクションなので、だめもとで譲ってくれるかどうか尋ねてみると、OKとの返事。英語でのメールや電話のやりとりを1週間毎日、何度も経て、昨日、海を超えて到着した。。教授とは言え、カード情報を伝えたり、個人取引には不安もあったが、とても信頼できる人で本当によかった。ルーダルカルテもアメリカから輸送したのだが、購入したのはニューヨークの有名な楽器店だったので、英語でのメールは数回、電話は1回だけでよかったし、サイト内で決裁できたから楽だった。

今回のルイロット、6代目の後期なので、初代のようなこの上ない天上の様な音色とはいかないが、頭部管の切断も歌口のリカットもなく、トーンホールの改造もない、a442可能な完全なオリジナルだし、ミントコンディションなので安心していたが、ひとつだけ、懸念していたのが、パッドにストロビンガーを入れている点。教授は、ロットにはトラッディッショナルフェルトが正しいと言いながらも、ストロビンガーもいいから吹いてみてと。。嫌なら変えることにしていた。昨日早速吹いてみて、嫌ではないけど、やはりフェルトの方が柔らかくていいし、他にバネの調整やコルクの交換などもありそうなので近日リペア入院させることになるだろう。素晴らしい状態のよい音色の楽器!本当にこれで最後になるはず。ゴッドフロアがもうすぐ修理から戻ってくるし。。

「お父さん」というネーミングは、製番が、103**だから。。でも吹いたら、男性的でどっしりとした音で名前もぴったり。ちなみにマイショーの「ショーコ」は女性的な音で学級委員的な真面目な音だ。ショーコが今すごくよくて、メインフルートになっているが、もったいないので、練習に使うのは2時間を上限にしている。これから、「お父さん」がどんな立ち位置になってくれるか、育てるのが楽しみだ。

吹いてみてわかったことは、やはり銀製は音がしっかりと太く、芯があってエスプレシーヴォが効く。比べるとマイショーはやはり軽やかであるということ。それから、銀は安心してハードにさらえる。マイショーはメッキの剥がれとか、耐性に少し不安を感じてしまうので、ハードに使い倒すことに遠慮がちになる。マイショー、すごくいいけど、やはりプロフェッショナルの楽器は銀なんだなという実感だ。少なくとも、現代の国産の総銀製よりロットのマイショーが断然いい!そして現代の金製よりロットの総銀製や木製がはるかによい!何がよいか、一言では言えないが、あえて言うなら、「香り立つ」かどうか。

でも実は、ロットだけを吹いていたいと思いながら、ルーダルカルテのFelixをつい吹いてしまう。それは単に難しくて悔しくて、だけではなさそうだ。最近少し吹きやすくなってきてわかったが、このルーダル、相当魂を持っている。いい笛がたくさんあって、幸せだ。


2月

Felixその2

«2017.2.16.木曜日»

おかわり自由のインドカレー屋でライスのあとにナンをおかわり。かわいい鴨の休憩。

修理後一週間のルーダルカルテ、木が馴染んで少し音が出しやすくなってきたが、相変わらず自分史上最難関のフルート。じんわり構えて取り組みたい。

今日から一週間は、Alexander Eppler氏製作のH足部管を装着して木のリハビリ。ただでさえ太くて重い楽器が、更にヘビーに。このH足は現代の製作家によるためか、C足より息が通りやすく繊維質も少なめで耳には優しい音だ。ギズモも付いてるので4オクターブ目のC,Cis,Dも出るがなぜか3オクターブ目のHが出にくい。木製オールドの宿命で、ルーダルのC足だと4オクターブ目は全滅だがHはマシ。C足の方が繊維質が多めで吹きにくいが、より木質で濃厚でエモーショナルなので、H足のリハビリの結果次第でどちらを主に使うかを決める。この楽器を吹いたあとは何でも楽に吹ける。115年前のルイロットが抵抗なく扱え、27年前のブラウンにおいてはヤマハやムラマツ並みの吹きやすさに感じる。これは星一徹並みのスパルタフルートだ。


Felix

«2017.2.12.日曜日»

約2ヶ月ぶりにオーバーホールから戻ってきたルーダルカルテ。名前はFelix。いろいろと問題の多い楽器でボロボロだったが、しっかり修理してもらい、ケースも新調した。このフルートは手強い。10年以上眠っていたであろう木を眠りから覚めさせ、育てないといけない。

届いた初日はあまりにも音が出にくくて面食らった。二日目、三日目と少しずつ出るようになってきた。正しい奏法でないと美しい音にならない楽器、そういう楽器は体を開発してくれるし、よくなると本当に美しい音になる。これまでの3本の木製を吹いてきてそれはよく知っている。とにかく最初はきつい。そして木の変化が面白い。この楽器、1年後にどうなっているか。なんとか使えるようにしたい。

写真はアメリカのfelix skowronek先生。この楽器の前のオーナーだ。イギリスの伝統ある音色を知りたかった。Felix先生の笛への思いから多くを学びたい。


くるみ

«2017.2.7.火曜日»

まだブログに載せていなかった、「くるみ」。



1月

珍しい色の鳩

«2017.1.31.火曜日»

カフェオレ色の鳩に出会った。鴨の休憩もかわいい。


リペアのこと、ヘインズとルイロットのこと

«2017.1.26.木曜日»

今日、ヘインズが修理から戻って来た。1ヶ月弱ぶりの対面。調整だけでなく、違和感のある箇所を細かくリクエストしていた。そうして届いた笛を吹いてみると、見事に全て解決されていて感動。技術とはこうあるべき。オールドの整備は本当に難しいと思うから、できる技術者は少ない。その中で自分の感性に合う音作りをしてくれる技術者は稀少な存在だ。

素晴らしく仕上がったヘインズ、よりヘインズらしい音色になった。でも、そのあとルイロットを吹くと、マイショーにもかかわらず、総銀製の黄金期のオールドヘインズがいっきに薄い響きに感じてしまう。わかっていることだが、それだけロットは別格ということ。上質の極みを改めて認識した。

さて、来週の本番ではルイロット初代エスプリの、コニカルベームのコンサートデビューをもくろんでいる。CPEバッハのハンブルガーソナタWq133、この難曲を円錐管で本当にちゃんと吹けるか...。扱いにくさの極みの楽器だが、ロット初代は本当に質の高い音がする。もともと熟成されている楽器だが、それがさらに、日増しに美しい音になっている。反面、メガネキーはなかなかコントロール困難で、耳と精神を鍛えられる。


ウェブサイトリニューアル

«2017.1.21.土曜日»

サイトのリニューアル、これで何回目だろうか。2006年から4,5回しているかもしれない。前回が2014年にしたので1年置きに、そして年明けの時期にしたくなるのか。。とりあえず今日全てのデータが完了したので、転送。

自然

«2017.1.15.日曜日»

いつ病気が出てもおかしくない年齢になってきたが、できれば生涯健康でいたい。散歩は体にも精神にもよい。今日も寒かったけど、川に沿って歩くと冷たい風も気持ちいい。雲を見て太陽の光を浴びて、木の香りや水の流れに体の浄化を感じる。鴨はいつも優しく迎えてくれて、鮒や鳩や猫にも会える。